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明日の希望となる青写真描く 復興構想会議議長が基本方針

2011.04.15

 東日本大震災による被災地域の復興に向けた指針づくりを菅首相から諮問された東日本大震災復興構想会議の第1回会議が14日開かれ、五百旗頭 真議長は「明日の日本への希望となる青写真を描く」など5項目の基本方針を示した。6月ごろに第一次答申をまとめることも明らかにした。

 青写真は、安全安心の水準に加え、クリーンエネルギー社会、高齢化社会の福祉をも視野に入れた街づくりを目指し、新しい時代の先端モデルを取り入れ、それが全国水準たるべきものとする、としている。

 このほか、「被災地主体の復興を基本としつつ、国としての全体計画をつくる」「単なる復興でなく、創造的復興を期す」基本方針の下に、高台に住宅、学校、病院などを造り、港や漁業などの拠点は5階建て以上の強いビルとし、避難できる丘の公園を被災地のがれきを活用して造る、という具体的な構想を示している。

 また「全国民的な支援と負担が不可欠」との基本方針では、義援金、公債、震災復興税という支援に加え、「自粛をやめ、積極的に祭り・集りを行って日本社会の活力を高め、支援力を強化する」との考え方も示した。

 「超党派の、国と国民のための復興会議とする」ことも基本方針の最初に掲げている。

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