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国内の新型インフルエンザ感染者4人 世界では29カ国4,379人に

2009.05.11

 厚生労働省は10日、既に新型インフルエンザ感染が確認された大阪府の高校生ら3人にほかに、新たに同じ航空便で帰国した同じ高校の男子生徒1人の感染が確認されたことを明らかにした。既に確認済みだった3人と航空機内で近くの席にいたことから入国時に隔離された49人の中の1人で、成田市内の病院で治療を受けている。

 感染者は米国を中心に依然、増えており、世界保健機関(WHO)は10日(日本時間同日夕)時点で、感染者が29カ国、4,379人になったことを明らかにした。カナダとコスタリカで初めての死者各1人が報告されたことから、死者数も49人に増えた。

 国別の内訳は、米国2,254人、うち死者2人、メキシコ1,626人、うち死者45人、カナダ280人、うち死者1人、スペイン93人、英国39人、フランス12人、ドイツ11人、イタリア9人、コスタリカ8人、うち死者1人、イスラエル7人、ニュージーランド7人、ブラジル6人、日本4人、パナマ3人、オランダ3人、韓国3人、エルサルバドル2人、コロンビア1人、グアテマラ1人、アルゼンチン1人、オーストリア1人、スイス1人、デンマーク1人、アイルランド1人、ポルトガル1人、スウェーデン1人、ポーランド1人、香港1人、オーストラリア1人となっている。

 一方、米疾病対策センター(CDC)が10日午前(日本時間同日深夜)に発表したところでは、WHO公表値より米国の感染者数はさらに増加、44州(ワシントンD.Cを含む2,532人となった。死者も新たにワシントン州の1人を加え3人となっている。最も多いイリノイ州は466人とさらに増加、続いてウィスコンシン州357人、カリフォルニア州282人、ニューヨーク州190人、アリゾナ州182人、ミシガン州114人、テキサス州108人、ワシントン州102人、マサチューセッツ州88人の順となっている。

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