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WHO警報レベルフェーズ5に引き上げ

2009.04.30

 
世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は29日(日本時間30日未明)、メキシコを中心に拡大しつつある豚インフルエンザについて、前々日にレベル4に引き上げた警報レベルをさらにレベル5に引き上げたとする声明を発表した。

 
WHOは、インフルエンザの世界的流行に対応する6つの警報レベルを設定しており、レベル5は、パンデミック(大流行)とみなすレベル6のすぐ下「かなりの数のヒト-ヒト感染の証拠がある」ことを意味する。これまでのレベル4「ヒト-ヒト感染が増加している証拠がある」より、一段と事態が深刻化していることをWHOが認めたことを示す。

 
チャン事務局長は、すべての国がすぐに大流行に備える計画を実行すべきだとしており、監視強化、早期の感染者発見と手当、すべての保健施設における感染対応を要請した。

 
国際医療品購入ファシリティ(UNITAID)、ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVIアライアンス)、世界銀行などにも支援を要請、さらに製薬企業、ワクチン製造企業などにも抗ウイルス剤とワクチン製造の協力を求めた。

 
WHOが、日本時間30日未明までに確認したところでは、9カ国148人の感染者が報告されている。米国では1人の死者を含む91人が確認されており、メキシコからは、7人の死者を含む26人の感染者が報告されている。ほかにカナダ13人、英国5人、スペイン4人、ニュージーランド3人、ドイツ3人、イスラエル2人、オーストラリア1人と感染の拡大がみられる。

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