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感染者2,000人超す WHOなど豚肉の危険性打ち消す声明

2009.05.08

 新型インフルエンザ感染者は北米を中心に依然、増えており、世界保健機関(WHO)は7日(日本時間8日未明)時点で、24カ国、2,371人、うち死者が42人になったことを明らかにした。

 一方、豚肉に対する誤解を打ち消すため同日、加工された豚肉やその他豚肉を原料とする食品を食べることによってウイルスに感染した例はないことと、どのようなウイルスでも通常の加熱料理の温度である70℃程度で死んでしまうことを指摘する国連食糧農業機関(FAO)、国際獣疫事務局(OIE)との共同声明を出した。

 WHO発表による感染者の国別内訳は、メキシコ1,112人、うち死者42人、米国896人、うち死者2人、カナダ201人、スペイン81人、英国32人、ドイツ10人、フランス5人、イタリア5人、ニュージーランド5人、イスラエル6人、韓国3人、オランダ2人、エルサルバドル2人、コスタリカ1人、コロンビア1人、グアテマラ1人、オーストリア1人、スイス1人、デンマーク1人、アイルランド1人、ポルトガル1人、スウェーデン1人、ポーランド1人、香港1人となっている。

 一方、感染者が引き続き増えている米国の疾病対策センター(CDC)が7日午前(日本時間同日深夜)に発表したところでは、最も多いイリノイ州で204人、続いてカリフォルニア州106人、ニューヨーク州98人、テキサス州91人、マサチューセッツ州71人の順で、いずれも感染者が増えている。

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