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中央環境審議会が『生物多様性国家戦略2010』答申

掲載日:2010年3月3日

生物多様性を今以上に豊かにすることを目指す中央環境審議会の答申「生物多様性国家戦略2010」がまとまり、1日小沢環境相に手渡された。

中長期目標として2050年、短期目標として2020年を定めて、それぞれ達成を目指す目標を掲げているのが特徴だ。2050年には「生物多様性の状態を現状以上に豊か」にし、「生態系サービスの恩恵を持続的に拡大させる」としている。また2020年までに「生物多様性の損失を止める」として、必要な方策を掲げた。この短期目標では生物多様性の状況を科学的に分析、把握することなどとともに、生物多様性の保全と持続可能な利用を身近な市民生活のレベルまでさまざまな社会経済活動の中に組み込む「生物多様性の主流化」をうたっているのが目を引く。

ことし10月、名古屋市で開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を前に、国際的なリーダーシップを発揮することと、国内関連施策の強化を掲げているのも特徴。COP10の主要議題となるポスト2010年目標を含む生物多様性条約戦略計画の改定などで主要な役割を果たすことに加え、人手が加わることによって維持されている生物多様性もあるという理念を日本の里山をモデルに「SATOYAMAイニシアティブ」として世界に発信していくことも挙げている。

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