10月に打ち上げられたインド初の無人月探査機「チャンドラヤーン(月の乗り物)1号」が、月の両極上空を回る目的の軌道に入った。
チャンドラヤーン1号は、8日に月を回る長円軌道に入った後、3度にわたる軌道修正によって高度を段階的に下げ、最終的に予定された100キロの円軌道に入った。
この後の大きなイベントである月表面を直接調べる測定機を発射、月に衝突させる作業は、衝突地点が決まり次第、数日中に行われる。
インドは、チャンドラヤーン1号の打ち上げ成功で、ロシア(旧ソ連)、米国、日本、欧州宇宙機関(ESA)、中国に次いで6番目の月探査機打ち上げ国となった。チャンドラヤーン1号には欧州宇宙機関(ESA)、米国、ブルガリアの観測機を含む11の観測機が搭載されている。