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福島原発事故後も英原子力政策に変化なし

掲載日:2011年5月31日

福島第一原子力発電所事故における政府の対応と科学者の役割について考える駐日英国大使館・政策研究大学院大学共催のシンポジウム「緊急事態における科学者の情報受発信 ~フクシマからの教訓~」が30日、政策研究大学院大学で開かれた。

英政府首席科学顧問のジョン・ベディントン卿が基調講演し、「サルも木から落ちる」という日本のことわざを引用し、事故の後でも英政府の原子力に対する見方に変化がないことを強調した。

ベディントン卿は、英国のヒューン気候変動エネルギー相が、英原子力規制庁の原子力規制主査であるウエイトマン博士に福島原発事故が英国の原子力発電に与える影響を評価するよう要請し、ウエイトマン博士が「英国の原子力発電所その他の原子力施設の運転を縮小させる必要はない」という報告書を18日に提出したことを明らかにした。

さらに、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が「英国の見方に変化がない」と報道したことなどを紹介し、英国の世論が福島原発事故の後で変化していないことも指摘した。

ウエイトマン博士は、IAEA(国際原子力機関)の福島第一原子力発電所事故調査団の団長として来日、現在調査を行っている。

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