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農林水産業の被害総額1兆7,760億円に

掲載日:2011年5月26日

農林水産省は25日、東北地方太平洋沖地震による農業、水産業、林業の被害額は全国で1兆7,760億円に上る、と発表した。24日時点の調査結果で、今後、数値は変わりうると同省は言っている。

水産関係では、宮城県の全漁港142港、福島県の全漁港10港と、岩手県の漁港111港中108港に、北海道、青森、茨城、千葉を加えた7道県で319港の港湾施設が被害を受けた。被害を受けた漁港は7道県の全漁港の約44%、被害総額は6,442億円に上る。被災した漁船の数は、北海道から鹿児島県まで21都道県で20,727隻、被害総額は1,384億円となった。

農業関係では、11道県14,734カ所の農地が損壊し、被害総額は3,957億円。被害は岩手、宮城、福島、茨城、千葉の5県が特に多く、5県合わせて被害面積は23,500ヘクタールに上る。さらにため池、水路、揚水機、農地海岸保全施設など農業用施設の被害が16道県18,364カ所に及び、被害総額は3,180億円となっている。

林業関係では、木材加工・流通施設、治山施設、森林の被害や林地荒廃など、14県で総額1,169億円の被害が出ている。

農林水産省によると、2004年の新潟県中越地震の農林水産関係の被害額は、1,330億円で、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では900億円だった。

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