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日本の肝がんゲノム解読データ世界に提供

掲載日:2010年4月19日

各国が分担してがんに関連したゲノム変異の解読を進める国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)に新たにイタリアと欧州連合(EU)が参加、さらに英国、日本、オーストラリア・カナダが分担してそれぞれ解析を進めてきた乳がん、肝がん、膵(すい)がんの解読データを参加各国・機関の研究者がICGCのホームページから入手可能となった。

ICGCは、重要ながんについて重複を避けてゲノム解析作業を進め、ゲノム変異のカタログを作成することを目的に2008年、設立された。新たにイタリアとEUが加わった11カ国、1機関がICGCの定めた共通基準に従い、少なくとも1種類のがんについて約20億円を負担、約500症例の解析を分担する。

がんゲノムカタログは、参加国・機関のがん研究者たちによって、がんの分類、患者の予後予測や治療方針の決定、さらには新たながん治療法の開発に貢献すると期待されている。参加者は、ICGC研究から生じる1次データに対して特許などの知的所有権を申請しないことで合意している。

ICGCには、日本から理化学研究所、国立がん研究センター、医薬基盤研究所などのゲノム研究機関が参加している。

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