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ペルセウス座流星群今夜からピーク

2011.08.12

 三大流星群の1つ、ペルセウス座流星群の出現が12〜15日にピークとなる。今年はあいにく満月に近い月の明かりが一晩中輝き、例年よりは観察しにくいが、それでも「明るい流星は見えるかも?」と、国立天文台(東京都三鷹市)では「“夏の夜、流れ星を数えよう”キャンペーン」を今年も展開する。

 ペルセウス座流星群は、毎年今の時期に、多くの流星がペルセウス座γ星の近くから放射状に飛んでくるように見えることからその名前が付いた。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群の1つで、十分に暗い夜空で晴天に恵まれれば、例年ならば1時間に30個を超える流星を見ることができるという。

 国立天文台によると、ペルセウス座流星群が最も多く観察される極大時刻は今年は8月13日昼過ぎ(日本時間)となり、14日は満月にもなるので、日本での条件は厳しくなるが、それでも「12日から13日にかけての夜」と「13日から14日にかけての夜」は、普段よりも多くの流星を肉眼で見ることができそうだ。

 “夏の夜、流れ星を数えよう”キャンペーンは、国立天文台が「できるだけ多くの方に夜空を眺める機会を」と始めたもので、今年で5年目。8月12日の夜から15日の朝までの3夜の間に15分間以上星空を眺め、結果をキャンペーンサイト上の報告ページから送ってもらう。

 報告内容は「流星を見た時刻」「流星を見ていた時間」「流星群の流星を区別したかどうか」「都道府県」などの簡単な項目で、携帯電話からでも参加できる。「曇ってしまった」「流星がひとつも見えなかった」なども立派な観察結果なので、「是非とも参加を」と呼びかけている。

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