乳児の摂取を控える量の放射性ヨウ素が検出された金町浄水場の浄水は、24日午前6時の検査の結果、摂取を控える必要のない数値に低下した、と東京都が24日発表した。
金町浄水場の浄水は22日午前9時の検査で、放射性ヨウ素が1キログラム当たり210ベクレルであることが分かった。食品衛生法に基づく幼児の飲用に関する指標100ベクレルを超えたことから、都は23日金町浄水場からの水道水を使用している23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市の住民に、乳児の摂取を控えるよう呼び掛けた。
24日の検査結果によると、放射性ヨウ素の量は1キロ当たり79ベクレルと指標値以下。石原東京都知事は同日午後の記者会見で、乳児の摂取を控える必要は無くなった、と語った。一方、乳児を抱える家庭の不安解消のために、550ミリリットル飲用水ペットボトル24万本(対象家庭に3本ずつ)を、24日に続き25日も配布することを明らかにした。