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根岸英一氏が人工光合成プロジェクトに支援要請

2011.01.19

 根岸 英一・パデュー大学 特別教授らは18日、遷移金属を使った新たな触媒を開発することで人工光合成などを目指すプロジェクトを立ち上げるため、文部科学省に支援を求めた。

 プロジェクトには、既に国内120の研究室が参加を表明している。人工光合成はターゲットの一つだが、幅広く遷移金属を利用した触媒化学研究を進めることで、さまざまな産業応用の可能性があるという。

 根岸教授は「政府の二酸化炭素削減のプランよりも、われわれの方が(二酸化炭素削減効果は)優れている。世界的な競争は激しくなっており、遷移金属触媒の基礎科学で世界をリードし続けることが必要」と、プロジェクトの意義を話している。

 プロジェクトの具体的な立ち上げ法などについて、今後、文部科学省と相談していくという。

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