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新型インフルエンザウイルス感染者千人超す

2009.05.05

 世界保健機関(WHO)は4日(日本時間5日未明)、新型インフルエンザウイルス感染者が21カ国、1,000人を超したことを明らかにした。これまで感染の報告があった国に新たにコロンビア、エルサルバドル、ポルトガルが加わった。引き続き、渡航制限や国境閉鎖の必要はないとしており、病人の海外旅行見合わせやインフルエンザに似た症状がある人々が医療機関にかかることのほか、手洗いの励行を勧めている。

 感染者総数は、1,085人で内訳は、メキシコ590人、うち死者25人、米国286人、うち死者1人、カナダ101人、スペイン54人、英国18人、ドイツ8人、ニュージーランド6人、イスラエル4人、フランス4人、イタリア2人、エルサルバドル2人、コスタリカ1人、コロンビア1人、オランダ1人、オーストリア1人、スイス1人、デンマーク1人、アイルランド1人、ポルトガル1人、韓国1人、香港1人となっている。

 米国の感染者数は、疾病対策センター(CDC)によると、4日午前(日本時間同日深夜)の時点で感染は36州に拡大している。最も多い州はニューヨーク州の73人、続いてテキサス州(41人)、カリフォルニア州(30人)、デラウェア州(20人)、アリゾナ州(17人)の順となっている。

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