顔の表情をはじめ人間に近い外観と動作機能を持つヒト型ロボットを、産業技術総合研究所の梶田秀司・ヒューマノイド研究グループ長らが開発した。等身大で人間に近い動作ができるロボットは既に開発されているが、このロボットは若い女性そっくりに作られているのが特徴。展示会やファッションショーなどエンターテインメント分野への応用が期待できる、と研究チームは言っている。
開発されたロボットは、身長158センチ、体重43キロで日本人の若い女性の平均的な体格データを参考に作られている。笑ったり驚いたりする表情やしぐさを豊かにするため、顔に8つ、首に3つ、腰に3つの関節を備えている。人間の音声を認識し、声に応じて腰に手を当てるなどのしぐさをする機能も持つ。