ニュース

10年後の市場にらみロボット技術開発

2006.07.19

 新エネルギー・産業技術総合開発機構は、10年後の市場ニーズをにらんだ「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」(開発期間5年)をスタートすることを決め、公募した中から17件の技術課題と、それぞれの委託機関を18日公表した。

 技術課題は、将来の市場ニーズと社会的ニーズが高いと考えられる「製造分野」、「サービス分野」、「特殊環境下での作業分野」の3分野から選ばれた。

 「人間・ロボット協調のセル(自己完結型)生産に最適化した安全な上体ヒューマノイドの開発」(製造分野=委託先・産業技術総合研究所など)、「高齢者と対話するだけでなく、遠隔地の人との遠隔コミュニケーションも可能な対話ロボットの開発」(サービス分野=委託先・株式会社けいはんな、など)、「事故、テロ、災害現場など人間が入るには危険な現場で迅速に情報を収集する複数移動体ロボットシステムの研究開発」(特殊環境下での作業分野=委託先・国際レスキューシステム研究機構など)などが、含まれている。

ページトップへ