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米社とiPS細胞応用研究で協力合意

2008.12.10

 山中伸弥・京都大学iPS細胞研究センター長と米国の幹細胞エンジニアリング企業「ノボセル社」は、iPS(人工多能性幹)細胞からヒト膵臓細胞を作製する研究で協力することで合意した。

 ノボセル社は、カリフォルニア州サンディエゴに本社を持つヒトES(胚性幹)細胞から膵細胞を分化誘導する技術のパイオニア企業。同社の責任者は、今回の合意について「山中教授のヒトiPS細胞とノボセル社のヒトES細胞の分化・カプセル化技術を融合して、新しい糖尿病細胞治療法の開発を目指す」と言っている。

 京都大学iPS細胞研究センターによると、今回の合意は、基礎研究段階での協力に限られ、ライセンス供与などの商業的な内容は現時点では含まれていない。

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