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菅首相未来の夢先取りした復興表明

2011.04.13

 菅首相は12日記者会見し、「被災地域住民の声尊重」「全国民の英知結集」「未来の夢先取り」という3つの原則で東日本大震災からの復興にあたる考えを明らかにした。復興によって自然災害に対して強く、地球環境と調和した人に対してやさしい社会をつくりあげるという目標も示した。

 福島第一原子力発電所の状況については、「原子炉、使用済み燃料プールをコントロール可能な状態に戻し、これ以上の被害の拡大を押しとどめる」とし、東京電力に対し、今後の見通しを示すよう指示したことを明らかにした。

 また、国民に対し、自粛ムードに過度に陥ることなく、できるだけ普段どおりの生活をしていくことを求め、被災地の産品を消費することで被災地を支援するよう呼び掛けた。

 政府は、全国民の英知を結集する具体的な対応として、五百籏頭真・防衛大学校長を議長とする東日本大震災復興構想会議を11日立ち上げている。菅首相は、6月をめどに同会議に復興の青写真をつくってもらうと語った。

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