関西電力は20日、福井県高浜町にある高浜原子力発電所3号機(出力87万キロワット)が定期検査に入り、同電力の原発11基が全て発電を停止したと発表した。これに伴い、中部、北陸、四国、九州各電力と日本原子力発電の原発も含めて西日本(周波数60ヘルツ地域)で稼働中の原発は全てなくなった。
全国の商業用原子炉54基のうち、現在稼働中のものは東日本(周波数50ヘルツ地域)にある2基だけとなった。そのうち東京電力の柏崎刈羽原発6号機(新潟県柏崎市、135.6万キロワット)も3月26日に定期検査のために停止し、北海道電力の泊原発3号機(北海道泊村、出力91.2万キロワット)も4月下旬に定検のため停止となる。