47news、ブルームバーグなどによると、12、13の両日行われた原子力発電所の是非を問うイタリアの国民投票で反原発票が9割を超え、原発再開を目指していたベルルスコーニ首相は13日、記者会見で「イタリアは原発にさよならを言わなければならないだろう」と、事実上の敗北宣言を行った。
イタリアは旧ソ連チェルノブイリ原発事故の後、国民投票で4カ所あった原発を1990年までにすべて停止している。今回の国民投票はベルルスコーニ政権の原発再開表明に対して野党が要求し、憲法裁判所が実施を認めた。
福島第一原子力発電所事故後、欧州では既にドイツが2022年まで、スイスが2034年までにそれぞれ国内の原子力発電所をすべて廃止することを決めている。