新成長戦略実現会議の第1回会合が9日首相官邸で開かれ、菅首相は経済対策、雇用対策などとともに「パッケージ型インフラの海外展開」を指示した。
パッケージ型インフラの海外展開は、6月18日に閣議決定された新成長戦略の中のアジア経済戦略に組み込まれている。新幹線・都市交通、水、エネルギーなどのインフラ整備支援や、環境共生型都市の開発支援に官民あげて取り組み、アジア諸国の経済成長に伴う地球環境への負荷を軽減し、日本の技術・経験をアジアの持続可能な成長のエンジンとして活用する、としている。
新成長戦略実現会議の第1回会合で菅首相は、「関係大臣会合を中心に、官邸主導で政府一体となって、インフラ需要の旺盛なアジアを中心とする地域への海外展開を図る事業者を強力に支援する」ことをあらためて指示した。
「パッケージ型インフラの海外展開」の首相指示を受け、仙谷官房長官を議長とし、総務、外務、財務、経済産業、国土交通、環境、国家戦略担当の各大臣から成る関係大臣会合を開催することが決まった。