インド南部のタミルナド州ナマカル地区で日本企業と現地企業が共同で鶏ふんを利用したバイオマス発電所を建設することになった。
九州電力の子会社である西日本環境エネルギーとインドの再生可能エネルギー開発企業、オリエント・グリーン・パワーが建設するバイオマス発電所は、鶏ふんと木質バイオマスを燃料とし、出力は7,500キロワット。燃料混合設備を含めた総建設費は約10億円で、来年の運転開始を目指す。燃料の鶏ふんは現地の養鶏農家から購入し、焼却灰は肥料として地元農家に還元する。
西日本環境エネルギーは、宮崎県川南町に鶏ふんを燃料とする「みやざきバイオマスリサイクル発電所」(出力11,000キロワット)を建設、2005年から運転を続けている。