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若手研究者支援NPO発足

2009.03.04

 
ポスドクを初めとする若手研究者が知的能力を発揮する場の拡大や、市民や子どもたちの科学に関する関心を高めることを目指すNPO 法人「知的人材ネットワークあいんしゅたいん」が発足、3日記者会見で設立の趣旨、活動方針を明らかにするとともにアピールを発表した。

 
「知的人材ネットワークあいんしゅたいん」は、博士号を持つ物理学者の働く場を広げる活動を続けて来た坂東昌子・愛知大学名誉教授(元日本物理学会長)らが中心になって設立した。法人設立を機に物理学者だけでなく若手科学者全体に対象を広げて、支援活動を活発化することを目指している。

 
3日記者会見した理事長の坂東昌子さん、名誉会長の佐藤文隆・京都大学名誉教授らは、NPO法人の当面の目標として「ポストドクターなどのキャリアアップのための情報提供・啓発」「メディアを活用した科学教材などの開発」「科学映像教材の教育諸機関への普及」「市民・子供たちの科学に対する興味・関心の向上」「女性がいきいきと働ける環境づくりのための啓発・支援」などを挙げた。

 
さらに、人を育てることの大切さ、2009年度から実施される「教員免許更新講習制度」の重要性を指摘し、学校教員と大学教員・研究者の双方に対して、教員免許更新講習制度を互いの交流の場の創造に積極的に活用することを呼びかけるアピールを出した。

 
坂東理事長は、京都大学大学院博士課程の時に自身の子育てと研究を両立し、同じような研究者も支援することを目的に京都大学内に保育園を作ったことでも知られる。「今日まで研究者として、女性として、母として、子どもたちを通して、さまざまな縦糸・横糸でつながったネットワークの中でたくさんの仲間と知り合い、目標に向かってともに歩んできたように思う。知的人材、特に次代を担う若い人たちがその持てる力を発揮できる環境づくりのため、科学を万人のものにするためのさまざまな取り組みを、蓄積してきたネットワークを基礎に皆さんと一緒になって希望の持てる未来へ向かって協力しあいたい」と、語っている。

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