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「もんじゅ」の運転再開来年2月に延期

2008.08.21

 
日本原子力研究開発機構は、10月に予定されていた高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転再開を来年2月に延期することを決め、20日、地元の福井県に伝えた。

 「もんじゅ」は、1991年に初送電を行ったわずか4カ月後に2次冷却系ナトリウムの漏えい事故を起こし、開発スケジュールが大きく狂った。昨年5月、12年ぶりに冷却材ナトリウムの注入が行われ、運転再開に向けての試験を行っていたが、4月に1次系主冷却系配管室のナトリウム漏えい検出器に異常が見つかった。

 この点検、補修のため、8月で終了する予定だったプラント全体の健全性確認を行う「プラント確認試験」が10月までかかり、その後に必要な初装荷燃料の追加交換作業などを考慮すると、運転再開も来年2月に延期せざるを得なくなった、と日本原子力研究開発機構は説明している。

 高速増殖炉は、ウラン資源の利用価値を飛躍的に高める可能性を持つことから、米国をはじめ各国政府の関心と期待が近年、再び高まっている。

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