能力があるにもかかわらず出産、育児のために研究を中断せざるを得ない女性の復帰支援策として、文部科学省は、今年度の3倍強の研究奨励金予算を来年度の概算要求に盛り込んだ。
出産、育児による中断を経て研究生活に復帰する女性に対しては、月額364,000円の研究奨励金を支給する特別研究員制度がある。今年度は30人分の予算がついているが、これを100人に増やす。
このほか、大学や研究機関を対象に、女性研究者の出産、育児と研究を両立させる仕組みづくりを3年間にわたって支援する支援モデル育成予算(今年度10機関、総額5億円)も倍増し、10億円とする。