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量子科学技術研究開発機構が発足 放医研と4研究所が統合

掲載日:2016年4月5日

放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構(原子力機構)の4研究所が統合して新しい国立研究開発法人「量子科学技術研究開発機構」(量子機構、本部・千葉県千葉市)が発足した。新組織は1日発足、3日に発足式が開かれて新法人としての研究業務を精力的に進めている。職員は約1,190人、年間予算は539億円(施設整備費補助金などを含む)。統合は、量子科学技術に関する研究開発と放射線の人体への影響、被ばく医療や放射線の医学的利用に関する研究を総合的に進めることを目的としている。

量子機構は、新法人としてのスタートを機に、放射線の一つであるアルファ線を使った転移がんの治療法や認知症診断法などの研究開発を加速する。また原子力機構の4研究所がそれぞれ行っていたレーザーや放射光を使った材料開発、核融合エネルギー研究なども効果的に推進する。この結果、原子力機構は、高速増殖炉もんじゅなど核燃料サイクルに関する事業に特化する形になる。また放射線医学研究開発部門は引き続き放射線医学総合研究所の名称を使うという。

統合される4研究所は、高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)、関西光科学研究所(京都府木津川市、兵庫県佐用町)、那珂核融合研究所(茨城県那珂市)、六ケ所核融合研究所(青森県六ケ所村)。

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