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流出情報中に理研の遺伝子データ

掲載日:2006年9月14日

NTTデータ社員の個人所有パソコンがウイルスに感染し、外部に流出した情報の中に遺伝子情報を含む研究データが含まれていた、と理化学研究所が13日、公表した。

流出したのは、NTTデータと理化学研究所遺伝子多型研究センターとの共同研究情報。

SNP(一塩基多型)と呼ばれる個人間の1塩基の違いを示すデータが入っていた。患者144人分のSNPに関する情報が含まれていたが、個人名などが直接明記されている訳ではないので、患者に被害が発生することはない、という。

NTTデータ社員は3年前の10月からことし3月まで、遺伝子多型研究センターとの共同研究に従事しており、センターにほぼ常駐の形で勤務していた。昨年秋ごろ、これらのデータを自宅に持ち帰り個人用パソコンに保存していたが、このパソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「ウィニー」のネットワーク上に流出した。

理化学研究所の情報セキュリティに関する規則では、これらのデータは研究所外に持ち出してはいけないことになっており、NTTデータ社員の行為は、この規則と、共同研究契約書の機密保持契約の双方に違反していた、という。

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