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南極氷中のエアハイドレートの立体的撮影に成功

掲載日:2006年7月26日

産業技術総合研究所は25日、日立製作所などの協力で、南極の氷の中に閉じ込められ、氷と空気が結晶化したエアハイドレートを高感度のエクス線CTを使い、標本を壊さず立体的に撮影することに成功したと発表した。

南極では雪は溶けずに大気とともに堆積する。大気は氷の中に気泡として取り込まれ、ある程度の圧力になると、氷と空気が反応してエアハイドレートと呼ばれる結晶に次第に変化する。この中の空気を調べると過去十万年の地球の環境・気候変動の変化が分かるとされている。

しかし、エアハイドレートと周囲の氷の識別が難しく、どのように分布しているかなど分からなかった。今回、開発されたCTはエクス線が物質を透過する際の位相変化を利用するもので、物資の密度も詳しく測定できるため、個々のハイドレートの密度変化も調べられる。

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