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2号機取水口近くの海水放射能値上昇

掲載日:2011年4月17日

東京電力は16日、福島第一原子力発電所2号機取水口近くで15日採取した海水の放射能値が、前日に比べ数倍に増えていることを明らかにした。

同電力によると、15日午前に採取されたピット近くの海水中に含まれる放射性ヨウ素131の放射能値は1ミリリットル(立方センチメートル)あたり6,500ベクレル、放射性セシウム134は2,000ベクレル、放射性セシウム137は1,400ベクレルと軒並み前日に比べ3-6倍上昇していた。

2号機の取水口付近にある電源ケーブルを納めているピット内には1時間あたり1,000ミリシーベルトを超える高濃度の放射能汚染水がたまっている。この水が海に流出していることが2日分かり、ピット付近の地下に凝固剤を注入したことで6日流出は止まった、と東京電力は発表していた。実際にその後の測定で取水口近くの海水中の放射能値は毎日、急激に低下していた。5日に検出された放射能の値は最も高かった2-4日に比べると3桁低い(千分の1)値だが、上昇に転じたことは放射能汚染水の海水中への漏出が止まっていない可能性を示している。

一方、文部科学省が福島第一原子力発電所の沖合い40-60キロ付近で行っている海水の放射能測定によると、15日午前、3地点で1リットル(1,000立方センチ)あたり33-186ベクレルという放射性セシウム137が検出された。この値は同日取水口近くで測定された放射能値に比べると数千分の1だが、いずれもこれまでの最高値となっている。

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