アゼルバイジャンで開かれた第31回国際情報オリンピックで、日本代表の高校生4人が金1つ、銀3つのそれぞれメダルを獲得した。文部科学省と情報オリンピック日本委員会が10日発表した。
金メダルは筑波大学付属駒場高等学校(東京都)2年の米田優峻(よねだ まさたか)さん(17)。銀メダルは宮崎県立宮崎西高等学校3年の戸高空(とだか そら)さん(17)、筑波大学付属駒場高等学校3年の行方光一(なめかた こういち)さん(17)、灘高等学校(兵庫県)2年の平木康傑(ひらき やすたか)さん(16)。
今回は8月4日から11日までアゼルバイジャンで開催され、87の国・地域から327人が参加。参加者は8日間の会期中、実社会で直面する課題を模した問題を解くプログラムを作成。コンピューターで試して結果の正しさや効率などを競い、数理的な問題解決能力が試される。金メダルは成績上位者約12分の1に、銀メダルは続く約12分の2に、銅メダルはさらに続く約12分の3に与えられる。
国際情報オリンピックは、数学、物理、化学、生物学、地学などの科学分野のオリンピックの1つ。1989年にブルガリアで第1回大会が開催され、日本は、1994年から3年間毎年2人を派遣。その後9年間中断したが、2006年から再び毎年4人を派遣してきた。日本では、2020年に生物学、21年に化学、22年に物理、23年に数学のそれぞれ国際科学オリンピックが開かれる予定だ。
関連リンク
- 文部科学省・情報オリンピック日本委員会プレスリリース「国際情報オリンピック参加生徒の成績について」