東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれている第42回国際化学オリンピックで、4人の日本代表が金メダル2個、銀メダル2個を獲得した。
金メダルに輝いたのは、遠藤健一さん(神奈川・栄光学園高校3年)と齊藤颯さん(兵庫・灘高校2年)で、遠藤さんは昨年に続き2年連続の金メダル獲得となる。銀メダルは、浦谷浩輝さん(滋賀県立膳所高校2年)と片岡憲吾さん(東京・筑波大学付属駒場高校3年)。遠藤さんは「みんなと同じ立場で挑戦することを心がけた。前回足りないと感じた国際交流が多くできたのもよかった」と喜びを語った。
国際化学オリンピックの参加者たちは10日間にわたる期間中、化学の力を競う問題に挑戦するほか、さまざまなイベントを通じ国際交流を深める。成績順に上位1割に金メダル、次いで2割に銀メダル、3割に銅メダルが授与される。初の日本開催となった今回は、68の国・地域から20歳未満で大学教育またはそれに類するものを受けていない生徒という参加資格を満たす代表267人が参加した。