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北太平洋のクロマグロ漁獲量規制

2009.12.14

 北太平洋のクロマグロの漁獲量を2002-04年水準にとどめ、3歳までの若齢魚の漁獲を減らすという保存措置が、11日までフランス領ポリネシアのパペーテで開かれていた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)で決まった。沿岸の零細漁業(ひき縄など)はこの規制から除かれる。

 WCPFCは、中西部太平洋のカツオ、マグロ、カジキ類の長期的な保存と持続的な利用の確保を目的とする機関。今回の保存措置は、北緯20度以北の中西部太平洋におけるマグロ・カツオ資源について同委員会の北小委員会が9月にまとめた勧告通りの内容となっている。

 今回の年次会合には、日本、中国、韓国フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、米国、太平洋諸国、台湾など23締約国と2機関・地域が参加した。

 日本はクロマグロを含む主要マグロ類6魚種の漁獲量が最も多い国となっており、大洋別で見ると太平洋の漁獲量が最も多い。

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