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岩手県震度6強の地震、緊急地震速報間に合わず

2008.07.24

一般向け緊急地震速報から主要動到達までの時間
一般向け緊急地震速報を発表した地域及び主要動到達までの時間
(提供:気象庁)

 24日午前零時26分ごろ、岩手県沿岸北部の深さ約120キロでマグニチュード(M) 6.8の地震があった。岩手県洋野町(ひろのちょう)で震度6強という大きな揺れを記録したが、緊急地震速報(一般向け)は、地震発生の約20秒後と遅れ、岩手県一帯に大きな揺れが到達した後となった。

 震源は岩手県内だが、日本列島の下に潜り込んだ太平洋プレートの内部で発生した地震で、地震を起こした断層の動きは正断層型と気象庁は見ている。

 洋野町以外で大きな揺れを観測した地域は、青森県八戸市、五戸町、階上町、岩手県野田村で震度6弱。このほか東北地方を中心に、北海道から近畿の一部にかけて震度5強〜1が観測された。

 今回の地震で、気象庁が最初の地震波を観測したのは、地震発生の約4秒後。しかし、この時の震度予測は4弱で、一般向けの緊急地震速報を出す条件である「地震波が2点以上の地震観測点で観測され、最大震度が5弱以上と推定された場合」に合わなかった。結局、岩手県の沿岸北部や沿岸南部、内陸南部に震度5弱程度という実際の揺れに近い震度が予測できたのは、地震発生後、約20秒後となり、この結果、一般向けの緊急地震速報が発信できたのも、地震発生後の約20秒後となった。

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