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初の緊急地震速報 宮古島近海で地震

2008.04.28

 28日午前2時32分ごろ、沖縄県宮古島近海でマグニチュード(M)5.2(速報値)の地震が発生、最初の地震波データを基に気象庁は、宮古島に震度を4.8(震度5弱)と予測し、緊急地震速報を流した。緊急地震速報は、震源に最も近い観測点のデータで、震度5弱以上の揺れが出る地域があると予測できた場合、即座に公表する。昨年、10月1日にこのサービスがスタートして以来、今回が初めての速報発令となる。

 緊急地震速報は発生直後の午前2時32分25秒に出された。沖縄県の宮古島、石垣島、西表島を強い揺れが予測される地域として挙げ、警戒を呼びかけた。緊急地震速報に続き、地震発生の6分後に気象庁が公表した各地の震度に関する情報によると、沖縄県の宮古島市平良西仲宗根などで震度4、宮古島市平良下里などで震度3、多良間島、石垣島で震度2〜1が観測され、緊急地震速報の予測より実際の揺れは小さかった。

 地震による振動は、初期微動(P波)と呼ばれる弱い揺れの後に主要動(S波)である大きな揺れが来る。この時間差は、震源が遠いほど長くなるので、初期微動を受けてすぐに出される緊急地震速報により迅速な行動を取れば、震源から離れた地域ほど被害の軽減につながることが期待できる。このシステムを開発した堀内茂木・防災科学技術研究所研究参事と束田進也・気象庁調査官は、科学技術政策研究所が昨年末に発表した「2007年に注目すべき業績を上げたナイスステップな研究者」13人の中に選ばれている。

地震発生6分後に気象庁が発表した地震の震源
(提供:気象庁)

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