1970年、スウェーデンの物理学者ハンネス・アルヴェーンがノーベル賞を受賞した。この国際的な科学界からの評価によって、彼の国内での声望は高まり、そのスウェーデンの原子力政策に対する批判は力を得た。1980年にアルヴェ―ンがスウェーデン王立工学アカデミー会員を辞職したことは、今日においても私たちを悩ませる原子力政策への意見の対立を物語っている。
講演: Svante LINDQVIST氏(東京カレッジ潮田フェロー)
スウェーデン王立科学アカデミー元会長。ストックホルムにあるノーベル博物館の創設者・初代館長。日本学士院会員およびアメリカ哲学協会会員。東京大学、ペンシルべニア大学、マサチューセッツ工科大学で客員教授を務める。
コメント: 藤垣 裕子 (東京大学理事・副学長)