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徳之島西方沖にレアメタル鉱床!?

掲載日:2013年9月11日

産業技術総合研究所は、鹿児島県徳之島の西方海域で、これまで見つかっていなかった新たな海底火山の活動域を発見し、海底からの熱水の噴き出しを確認したと発表した。熱水活動は、海底下に希少金属(レアメタル)などの鉱床(海底熱水鉱床)が存在する可能性を示しており、経済産業省や石油天然ガス・金属鉱物資源機構などと協力して詳しく調査する。

徳之島沖での調査は今年7月20-30日、海洋資源調査船「白嶺」(同機構所有)からの音響探査や、無人潜水艇を下して行った。その結果、海底に幅約500メートルの火口状の地形を発見し、内部の海底面からガスの泡が立ち昇る様子、さらに熱水の噴出口を確認した。噴出口の付近には、硫化物と思われる白色の沈殿物やそれを好むチューブワームやシンカイヒバリガイなどの特徴的な生物の群集も見られた。

付近の海底には、複数の火口やカルデラ地形が確認され、さらに多くの別の熱水活動域が存在する可能性が高い。岩石試料の分析や地質構造などを解析し、海底熱水鉱床の存在を明らかにするという。

熱水噴出口付近の海底映像

熱水噴出口付近の海底映像。
硫化物を好むチューブワームやシンカイヒバリガイの生物群集、
硫化物と思われる白色の沈殿物が認められる

(提供:産業技術総合研究所)
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