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首都圏に感染拡大 滋賀県でも初の感染者

2009年5月21日

川崎市、八王子市は20日、市内在住の10代女性、高校生1人がそれぞれ新型インフルエンザに感染している、と発表した。新聞報道などによると2人は洗足学園高校(川崎市高津区)の女子生徒2人。首都圏に感染が拡大したことが初めて確認された。滋賀県も同日、大津市在住の20歳代男性(新聞報道によると立命館大学生)に同県で初の感染が確認された、と発表した。

川崎市によると、感染者は5月11日から18日まで米国ニューヨークに滞在し、19日帰国し、20日に発熱、のどの痛みの症状が出た。新聞報道によると、八王子市在住の感染者も川崎市在住の感染者と一緒に11日にニューヨークへ行き、19日に帰国した。

厚生労働省によると、20日に大阪府で17人、兵庫県で21人、滋賀県大津市で1人の新たな新型インフルエンザ患者が確認され、患者は251人となった(川崎市、八王子は含まれていない)。

同省はまた、国立感染症研究所感染症情報センターと神戸市保健所による神戸市で感染が確認されたうちの43人について検査した結果を「神戸市における新型インフルエンザの臨床像(暫定値)」として公表した。

それによると、患者のほとんどは10代後半の若者で、このうち慢性気管支ぜんそくの基礎疾患を持つ患者が6人いた。入院時の症状は、約90%に38℃以上の高熱がみられ、60-80%の頻度で倦(けん)怠感、熱感、せき、咽(いん)頭痛、約半数に鼻汁・鼻閉、頭痛が認められた。そのほか嘔吐(おうと)や下痢(げり)の消化器症状が約10%弱に、結膜炎が7%に認められた。

治療として43人のうち39人が、抗インフルエンザウイルス薬であるタミフル、リレンザを投与されていた。しかし、患者の大半は入院を要する臨床状況ではなく、現時点までの状況では、季節性インフルエンザと臨床像は類似しており、全員を入院させる医学的必要性はないことが示唆される、としている。

世界保健機関(WHO)によると、20日(日本時間同日午後)時点の新型インフルエンザ感染者は世界全体で41カ国、10,243人に増え、死者も米国から新たに1人が報告され、80人となった。ギリシャが新たに感染国に加わった

国別の感染者数内訳は、米国5,469人うち死者6人、メキシコ3,648人うち死者72人、カナダ496人うち死者1人、日本210人、スペイン107人、英国101人、パナマ65人、フランス15人、ドイツ14人、コロンビア12人、コスタリカ9人うち死者1人、イタリア9人、ニュージーランド9人、ブラジル8人、イスラエル7人、中国7人、エルサルバドル6人、チリ5人、ベルギー5人、グアテマラ3人、キューバ3人、ペルー3人、オランダ3人、韓国3人、スウェーデン3人、ノルウェー2人、フィンランド2人、ポーランド2人、トルコ2人、タイ2人、マレーシア2人、エクアドル1人、アルゼンチン1人、オーストリア1人、スイス1人、デンマーク1人、アイルランド1人、ポルトガル1人、ギリシャ1人、オーストラリア1人、インド1人となっている。

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