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日射熱だけ遮断するクール窓ガラス

掲載日:2007年6月26日

夏はビルや車両にとって招かれざる客でしかない日射熱だけを遮断してしまう窓ガラスを、産業技術総合研究所の外岡和彦・主任研究員、菊地直人・研究員が開発した。

開発された窓ガラスは、酸化チタンと酸化ケイ素を主原料とする多層構造の薄膜をガラス基盤上にスパッタリング法と呼ばれる技術ではり付けてある。太陽光のうち暖かさを運ぶのは赤外線の部分で、全体の太陽光エネルギーの半分近くを占めている。また、夏の昼間に建物内に入り込む熱の71%は窓から入って来るともいわれている。

新しく開発された窓ガラスは、熱線(赤外線)を50%反射してしまい、実際に60ワットのタングステン電球を用いた実験でも、温度上昇を74%に抑えることが確かめられた。

最近、省エネのために窓ガラスを複層にすることが行われているが、新しい窓ガラスは1枚で熱線反射効果があることから、ビル、車両、家屋などへの利用が期待されている。

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