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QS世界大学ランキングでは京都大学が日本最高位

2015.09.29

 英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds)」が発表した最新の世界大学ランキングで、京都大学が日本の大学では最高位の38位に評価された。

 2位は東京大学で39位。以下東京工業大学56位、大阪大学58位、東北大学74位と100位内に5大学が入っている。

 日本の5大学以外で100位内にランクされたアジア地区の大学は、最高位がシンガポール国立大学の12位。続いて同じシンガポールの南洋理工大学13位、清華大学(中国)25位、香港科学技術大学28位、香港大学30位、ソウル大学(韓国)36位、北京大学(中国)41位、KAIST(韓国)43位、香港中文大学51位、復旦大学(中国)51位、香港城市大学57位、国立台湾大学70位、上海交通大学(中国)70位、浦項工科大学(韓国)87位の順となっている。

 国際情報サービス企業、トムソン・ロイターが最近、公表した同社としては最初の国際大学ランキング「イノベーティブ大学ランキング」では、日本の大学は100位内に大阪大学の18位を筆頭に9大学が入っていた。日本以外のアジア諸国・地域では、10位のKAIST、12位の浦項工科大学、31のソウル大学など韓国勢も7大学と高い評価を得た。日本、韓国以外では清華大学(72位)とシンガポール国立大学(94位)が入っているだけで、QSのランキングとはだいぶ顔ぶれ、順位とも異なっている。

 トムソン・ロイターのランキングは、大学が所有する特許、学術論文の引用情報などから、特許取得の広がり(国際性)やインパクト(引用数)、産業界との連携論文などを分析して評価したとされている。これに対し、QSの評価指標は、各国学者のピアレビュー(相互評価)を最重視し、学生一人当たりの教員比率、教員一人当たりの論文被引用数なども重視しているとされる。

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