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乳酸菌飲料で記憶・集中力が改善!?

2012.12.14

 カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区)の発酵応用研究所は、自社保有の乳酸菌「ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)」で発酵させて作った乳酸菌飲料(殺菌済み)の飲用で、ヒトの記憶力や集中力などが改善されることを、中部大学応用生物学部の横越英彦教授との共同研究で確認したと発表した。これまでマウスの実験でこれらの効果を確かめていたが、今回はヒトでの効果を確かめた。研究結果は今月2-6日に米国・ハワイ州で開かれた国際機能性食品学会(ISNFF 2012)で発表した。

 同研究所は、もの忘れを自覚する45歳から70歳までの男女20人(平均年齢50.9歳)に、ラクトバチルス・ヘルベティカスで作った乳酸菌飲料200ミリリットルを1日1回朝食前に飲んでもらい、8週間後に「アーバンス神経心理テスト」を用いて、「即時記憶」「空間認知」「言語」「集中力」「短期記憶」について評価した。

 その結果、飲用前と比べて総合点と言語、集中力、短期記憶で改善効果がみられた。とくに言語では「意味流ちょう性」(野菜や動物の名前をできるだけ挙げさせる)の項目、集中力では「数唱」(読み上げた数字〈1・5・3・4・8など〉を覚えて答えさせる)と「符号」(図形の下の空欄に90秒間内で、対応する数字を記載させる)の各項目、短期記憶では「図形再生」(約20分前に模写してもらった図形を思い出して描かせる)の項目が有意に改善されることが分かったという。

乳酸菌飲料の飲用前・後のアーバンス神経心理テストの結果
乳酸菌飲料の飲用前・後のアーバンス神経心理テストの結果
(提供:カルピス(株))

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