文部科学省は、東京都世田谷区八幡山のスーパー周辺で高い放射線量を検出した場所から、放射性物質の入ったビンなどを回収したと、15日発表した。
地表地点で1時間当たり170マイクロシーベルトを検出した場所を約75センチ掘り下げたところから、直径約5センチ、高さ約10センチの瓶1個を発見した。また、そこから1メートル離れた地点からもガラス破片2個と小石状のかたまり1個が見つかった。核種は放射性ラジウムと推定されている。
今後、汚染土壌の除去作業や土壌などの掘削作業が進められる。
福島第一原子力発電所事故とは関連がなく高い放射線が検出された例としては、同じ世田谷区内で10月にもある。この時も、原因は民家軒下に埋められていた瓶の中の放射性ラジウムであることが分かっている。