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ハワイで日米共同スマートグリッド実証事業

2011.02.10

 ハワイ・マウイ島で日米共同のスマートグリッド実証事業が7月から4年間、行われることになった。新エネルギー・産業技術総合開発機構は、事前調査・実証事業実施者の公募を始めた。

 実証事業は、電気自動車を活用した離島型クリーンエネルギー社会モデルをつくりあげることを目指す。具体的には、太陽光発電など再生可能エネルギーの出力変動による電力系統に与える影響を緩和するため、電気自動車の充電や蓄電池を制御する電気自動車管理システムの有効性などを実証する。

 米側はハワイ州、ハワイ電力、ハワイ大学、国立研究所が参加する。

 再生可能エネルギー導入は離島において特に必要とされており、ハワイ・マウイ島では既に再生可能エネルギー導入によるスマートグリッドプロジェクトが米エネルギー省の予算によって進んでいる。昨年6月、経済産業省、米エネルギー省、沖縄県、ハワイ州の間で「沖縄・ハワイクリーンエネルギー協力覚書」が取り交わされた。新エネルギー・産業技術総合開発機構も昨年10月、ハワイ州とスマートグリッド共同研究・共同実証を推進する同意書を締結していた。

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