気象庁は今年の世界、日本の気温の速報値を発表、世界の気温は平年値に比べ0.36℃高く、1891年以降では2番目に高かったことを明らかにした。日本は平年値に比べ0.85℃高く、これは1891年以降では4番目に高い値だった。
平年値というのは、1891-2000年の30年間平均値をいう。1990年以降、高温の年がしばしばあり、この理由について気象庁は温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化と数年から数十年程度の規模で繰り返される自然変動によると見ており、今年の平均気温が高いのはこれに昨年夏から今年春まで持続したエルニーニョ現象が影響しているためとしている。
100年間で見ると、世界の気温は0.68℃、日本の気温は1.15℃の割合でそれぞれ上昇している。