来春卒業予定の大学、短大、高等専門学校生の10月1日時点の就職内定率は56%と昨年同時期に比べ5ポイント低いことが、16日文部科学省、厚生労働省が発表した資料で明らかになった。
内定率が最も高いのは高等専門学校生で93.8%と昨年の同時期に比べ0.9ポイントの低下で済んでいる。しかし、大学(学部)生は57.6%と昨年同時期より4.9ポイント低く、1996年の調査開始以来、最低水準となった。短大生はさらにひどく22.5%と前年同時期より6.5ポイント下がっている。
大学生の男女別で見ると、女性の内定率が低く、男性59.5%(昨年同期比3.8ポイント減)に対し、55.3%(同6.3 ポイント減)となっている。
文系理系の別では、理系の方が58.3%と文系57.4%をやや上回っているものの、前年同期に比べると理系は10.2ポイント下がっており、文系の3.8ポイント低下に比べ落ち込みが激しい。