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洞爺湖有珠山など3地域世界ジオパークに認定

2009.08.24

 
洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の3地域が22日、中国泰安市で開かれた世界ジオパークネットワーク事務局会議で、世界ジオパークに認定された。

 
ジオパークは地域の地史や地質現象がよく分かる地質遺産と考古学的・生態学的あるいは文化的な価値も併せ持つ地域。これまで18カ国58地域が、ユネスコの支援で2004年に設立された世界ジオパークネットワークを構成している。日本の地域が世界ジオパークに認定されたのはこれが初めて。

 
洞爺湖有珠山は、2000 年に噴火した有珠山とその被害遺構、1944-45 年にできた昭和新山、約10万年前の大噴火で形成されたカルデラ湖の洞爺湖を含む地域。糸魚川は、日本列島を二分する「糸魚川静岡構造線」と地下の大きなへこみ「フォッサマグナ」で特徴づけられる地域で、5億年にわたる時代の多様な岩石・地層が見られる。島原は1989-95 年に噴火した雲仙普賢岳とその被害の遺構と、その前1792 年の 噴火の遺跡など火砕流の恐ろしさと火山の恵みを併せて知ることができる地域となっている。

 
ジオパークとして認められるには、地質学的な価値を持つだけでは不十分で、公的機関・地域社会や民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つことに加え、ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成すること、さらに物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育的な役割を果たしている区域であることなどが求められている。

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