日本人で初めて国際宇宙ステーションに長期滞在する若田光一宇宙飛行士が乗る米スペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げは12日午前10時20分(米東部夏時間11日午後9時20分)に決まった、と宇宙航空研究開発機構が発表した。
若田宇宙飛行士は、約3カ月間の滞在期間中に、日本の実験棟「きぼう」の船内実験室での実験や機能点検、滞在中に打ち上げられる予定の船外実験プラットフォームの組み立て作業などを行う。
「ディスカバリー」は、フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、国際宇宙ステーションの電力確保に必要な機材の輸送、取り付けなどを行う。飛行任務を終えた14日後に、乗員のうち若田宇宙飛行士だけが国際宇宙ステーションに残り、代わりにこれまで4カ月間、国際宇宙ステーションに滞在したサンドラ・マグナス宇宙飛行士を乗せて帰還する。