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キッズデザイン知ってたら買う

2008.08.26

 経済産業省が後押しする「キッズデザイン」を知る人は少ないが、理念や受賞製品を示されると共感する人が8割以上に上ることが、アンケートで明らかになった。

 キッズデザインは、「子どもの安全・安心の向上、健やかな成長発達に役立つデザイン」として、2006年に設立された特定非営利活動法人(NPO)キッズデザイン協議会(参加企業・団体・自治体79)が推進している。07年以来、毎年、「キッズデザイン賞」を選定、表彰しており、受賞作品には「キッズデザイン」の使用が認められる。

 経済産業省のアンケートは、インターネットで0-12歳までの子どもを持つ親、祖父母1,031人に対して実施された。「キッズデザイン」について、「内容まで知っている」と答えた人は1.9%しかいなかった。「キッズデザイン賞」「キッズデザインマーク」についても「マークも意味も知っている」という人は0.9%。「聞いたことも見たこともない」が66.4%に上っている。

 しかし、理念や「キッズデザイン賞」受賞作品を示されると、キッズデザインを配慮した製品などに「とても魅力を感じる」「魅力を感じる」という回答が84.3%に跳ね上がった。

 キッズデザイン賞は、賞品デザイン、建築・空間デザイン、コミュニケーションデザイン、リサーチの4部門に分けて応募作品から選ばれる。ことしのキッズデザイン大賞は、女性が身に着けて寝るだけで簡単に基礎体温が測れる「衣服内温度計」が選ばれた。

 キッズデザインに配慮しているなら高くても買いたい製品としては「育児関連・玩具」(約80%が買いたいと回答)、「家電・生活雑貨」(同約70%)が多く、支払ってもよいとする追加金額は5%程度が最も多かった。

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