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WWFがG8の温暖化対策不合格に

掲載日:2008年7月8日

世界自然保護基金(WWF)と金融サービスグループ「アリアンツ」は、G8の温暖化対策を評価した成績表を発表、いずれの国も合格点には達していないことを明らかにした。

成績表は、各国の温室効果ガス排出や京都議定書の目標達成状況など12の指標を基に、順位付けしている。英国、フランス、ドイツが上位1-3位にランクされたが、全体評価としては「努力が必要」とされた。日本は、イタリアに次ぐ5位で、同じく「努力が必要」の評価。ロシア、カナダ、米国は「不合格」とされた。結局、「世界の温度上昇を2℃未満に抑えるという目標にとって十分であると見なせるだけの政策を、どのG8 諸国も実行していない」という評価となっている。

日本については、日本は高効率エネルギーと原子力の使用により先進国の平均値と比べて温室効果ガスの排出率が低いことは評価されたが、総排出量が増加していることと、強制力のある排出削減スキームがない点を厳しく問われている。また再生可能エネルギーに関しても「非常に貧弱な目標」を指摘され、ロシアの次に低い評価だった。

落第とされた3国は、「連邦レベルでは、短期において排出量を削減するような実質的な対策はほとんど行われていない」(米国=8位)、「排出量を削減する計画が策定中であるが、いまだに実施されていない。京都議定書の目標は達成できないとみられている」(カナダ=7位)、「1999年以降、排出量は着実に増加しており、また排出量を削減する政策はほとんど導入されていない」(ロシア=6位)といずれも厳しい評価となっている。

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