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やっぱり宇宙猫は実在? 足跡「NGC6334」画像をNASAが公開

2025.08.28

猫の手星雲と呼ばれる散光星雲「NGC6334」(NASA、欧州宇宙機関、カナダ宇宙庁、米宇宙望遠鏡科学研究所提供)
猫の手星雲と呼ばれる散光星雲「NGC6334」(NASA、欧州宇宙機関、カナダ宇宙庁、米宇宙望遠鏡科学研究所提供)

 宇宙の片隅にある、大小4つの円のまとまり。大量の塵(ちり)やガスなどからなり、大質量の星が活発に誕生している散光星雲「NGC6334」だ。距離は約4000光年などとされる。天体はしばしば何かに例えられて愛称がつくが、この場合は猫の肉球が連想され「猫の手星雲」と呼ばれている。猫の足星雲、肉球星雲、はたまた出目金星雲とも呼ばれる。出目金となると、この写真では頭の方しか写っておらず分かりにくいのだが。

 米欧とカナダの「ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡」が近赤外線により、夏の代表的な星座、さそり座の尻尾辺りに捉えた。同望遠鏡の観測3周年を記念し、米航空宇宙局(NASA)などが公開した。

 以前ネット上で、驚いた表情の猫の背景に宇宙を合成した画像「宇宙猫」がはやった。理解が及ばない物事に遭遇した時、何かを悟った時などに気持ちを表すのに今も使われるが、この星雲こそ、実はこの猫が残した足跡ではないか。ニャー!

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