NTTとパナソニックは18日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックとその先を見据えた映像サービスの革新などを目指し業務提携する、と発表した。同日、そろって記者会見した鵜浦博夫(うのうら ひろお)NTT社長と津賀一宏(つが かずひろ)パナソニック社長は、「2017年には協業の成果を形にしたい」と意欲を示した。
両社によると、「ブロードバンド」、「高品質映像」というNTT、パナソニックがそれぞれ得意とする技術・サービスを組み合わせることで、映像コミュニケーションの新たなモデルを提案するのが狙い。
スタジアムの観客が、好みの選手を望む方向から撮った映像を手持ちのスマートフォンで見ることができる、あるいは外国からの訪問客がスマートフォンを「電子看板」にかざすと、求める情報が多言語で表示されるサービス、などが具体的な提携内容として挙げられている。
両社は、映像分野に限らず、スマートシティなどまちづくり分野での連携も図り、地域の発展に貢献し、さらには海外にも展開できるモデルづくりも検討する、と言っている。
関連リンク
- プレスリリース「日本電信電話株式会社とパナソニック株式会社の業務提携について」