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願書数に応じて途上国へワクチン、日本福祉大学

2013.12.04

 「1出願で1ワクチン」——日本福祉大学(愛知県美浜町)は、大学入学試験願書の受け付け数に応じて開発途上国の子どもたちにワクチンを贈る“国際協力出願”を、今月26日スタートの受け付け分から始める。

 同大学が今年、創立60周年を迎えたのを機に「世界基準の“ふくし”を考え、次世代の“ふくし”を築いていこう」と取り組むもので、受験生にも「人生の大きな節目となるこの時期に、世界に目を向けてもらいたい」という。

 “国際協力出願”は、受付した出願数に応じて同大学が認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」(東京都港区、細川佳代子理事長)にワクチン相当額を寄付し、JCVはユニセフを通じて各国にワクチンを届ける仕組みで、入学検定料には含まれない。今月26日に受け付けを開始する「大学入試センター試験利用入学試験」と、来年1月3日からの「一般入学試験」への願書を対象に、3月初旬までに受け付けた全学部への願書総数を集計し、提供するワクチンの数や種類を決定する。

 同大学によると、予防可能な感染症、例えば「六大感染症」(ポリオ、はしか、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風)のために世界中で1日4,000人の子どもたちが亡くなっている。途上国(特にアフリカ諸国)では2人に1人がワクチン接種を受けられない状況だという。

途上国のワクチン接種状況
図. 途上国のワクチン接種状況
(提供:日本福祉大学)

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